| 言葉の花 花や自然、暮らしをテーマにしたコラムです。 |
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その十七. 万緑、青嵐の候。光眩しい夏祭り。 亮.H [5/27]
天地に万物の命満ち溢れる。
| 街路樹、公園、林に森は新緑、若葉から緑濃く、中には猛々しいほどの緑色になっています。うっそうとした万緑の中、この季節目立つのが山法師や、えごの木に咲く白い花々です。 山法師 こだまが谺うみにけり 和田冬生 えごの花 散りて重なることのなく 清崎敏郎 |
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薄暗くさえ感じる緑の中で、蝶や昆虫が花を見つけ易いように、この時期白い花木が多いと聞き、自然の持つ共生の妙にうなる思いです。 |
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先日、車で千葉県の農村地帯を走っていて、眩しいほどに黄熟した麦畑の穂波の揺れに出会い、その背景の緑鮮やかな森とのコントラストに目を洗われ、スピードを緩めたものでした。 |
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| 懐かしいストロー、麦藁帽子、麦藁細工の人形や玩具を思い出しました。 現在は麦ご飯を食べている家庭は少なくなっているようですが、サラリーマン相手に麦飯トロロを昼ご飯のメニューに加え繁盛している店は結構あるようです。筆者などは『牛タン塩焼き・麦飯トロロ』の看板を見つけると思わず暖簾をくぐりたくなります。 |
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食べ物の話題でもうひとつ。 これから暑い日が多くなってきますが、冷たくした豆腐、いわゆる『冷奴』は多くの人が好む一品ではないでしょうか。ところで、なぜこの呼び名が付いたかご存知でしょうか。 昔、武家屋敷などで働いていた奴たちが着ていた着物の紋が四角だったことや、奴たちが豆腐を好んで食べたところからこのような名が付いたそうです。今では酒場で単に奴といえば、冷奴のことを意味するようになりました。この奴豆腐に欠かせない薬味に、葱や紫蘇があります。それに加え、茗荷も独特の風味がありオツなものです。 |
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茗荷を食べると忘れっぽくなるという科学的な根拠は全くないそうですので念のため。 むしろ、胃液の分泌を良くし、食欲を増し、健胃整腸の効果に加え、魚類やカニの中毒にしぼり汁が解毒作用をするという効果があるそうです。 |
| しかし、今でも『茗荷と物忘れ』は語り継がれているというのは面白いですね。 今年は入梅も早いとか。蒸し暑い日の夕食には、冷奴にたっぷりと刻み茗荷をかけ、ビールの肴にし、嫌なことや悩み事はサッパリ忘れたいものです。 |
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