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『産まれたところが一番』<前編> | |||
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今回の主役は、ウチョウランです。そして、イディアを感じさせる場面は、文末のところです。 <その一>の「後継者たち」というのは、このウチョウランです。モジズリのフロンティアで望外の喜びを得ているのは、私のところのウチョウランたちです。本来、栽培等などには不向きで、いたって気難しがりやのウチョウランが、あちらこちらの予想外の場所と鉢の中で芽を出し、3〜4年もすると野生らしい風情で花を咲かせています。 このことの意外さを知っていただくために、ウチョウランの、ある自生地の様子をご紹介します。どんな植物でも、その自生地や原産地を見ることは、栽培上とても参考になります。 例えば、山に生える植物といっても、山頂付近に生えているのか、腐葉土の厚く積もった麓にあるのかや、午前にだけ陽に当たるか、あるいは全日かなど、自然の自生場所・状況によって異なります。それを詳しく観て学ぶのです。その上で、家にいる「草たち」への陽の当て方、水やり加減、用土の性質・素材選び、四季折々の管理などの目安にします。こうして自生地観察後、鉢の置き場を変えたり、水やりを変えたりすることもたびたびです。 もともとウチョウランの自生地は、関東以西の山地だと言われています。といっても、普通のハイキング程度の軽装備で行けるような場所ではありません。林中や草原、あるいは土壌豊かで草木が盛んに繁茂しているというところでもありません。水にめぐまれた河原のほとりでもないのです。むしろ、そのような水気の多いところは適さない植物です。 ウチョウランの自生地の様子を語る裏話があります。色々な職場には、それぞれの業界裏話があるものです。事実ではないだろうとしながらも、きっとそうなんだなぁと思ってしまう類のものです。「ウチョウランの山採り」の話もその一つです。ロック・クライミングのような装備をし、命綱を用意して自生地に行くというのです。裏話というのは、山採りに行った専門業者が、岩場から転落して大けがをしたとか、亡くなったなどというものです。 |
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『産まれたところが一番』<その2>は前編・後編の2回シリーズでお届けします。お楽しみに。 |
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