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Vol.51きんや先生の雑木ばなし [11/1] |
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| 柿喰って 思い出します ヒゲじいさん | ||||
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イーハトーボと宮澤賢治が名づけた岩手。 製鉄所、漁港、そしてラグビーで有名な釜石だ。 |
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我が家はリンゴ農家で、直接販売もしていたので、よく釜石の方から「ショイコ」と呼ばれる行商の人達が立ち寄っていた。 その中の一人に、洞泉からくるヒゲのおじいさんがいた。 名前は知らない。 家では「洞泉のおじいさん」と呼んでいた。 そのおじいさんは毎年、秋になると「カッシガキ」を持って遠野にきて、我が家からはリンゴを仕入れていった。 来る度にその「洞泉のおじいさんは」、小さい私を抱き上げヒゲをこすりつけては「メンケ、メンケ」(このあたりで可愛いという意味)と言って10円くれたのだ。 4,5歳だったかもう少し上だったのかもしれないが、私は当然、その「洞泉のおじいさん」が、大好きだった。 1週間に1度くらいも来ていたのだろうが、とても待ち遠しかったものだのだ。 10円玉とともにじいさんの持ってくる「カッシガキ」も大好きで、虫歯だらけの私は家で作ったリンゴは食べずに、柔らかくて甘い、子供には手ごろな大きさの「カッシガキ」をよく食べたものだった。 浅い木箱に新聞紙がひかれ、綺麗に宝石のように並べられていたのである。 |
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この「カッシガキ」は渋柿を室(むろ)の中で一週間ほど煙でいぶして渋を抜いたものだ。 |
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カキは日本や中国が原産。 |
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ミカン、リンゴに次いで第3位の生産量だ。
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| 甘柿で特に有名なのは9割を占める「富有」は岐阜県の原産。 「次郎」は静岡県。 柿の渋はタンニン。 「富有」や「次郎」は「完全甘柿」とされ、種が出来ないと渋みの抜けない甘柿は 「不完全甘柿」と言って滋賀県の「西村早生」や、皮の黒い栃木県の「黒柿」などがあるのだ。 |
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