きんや先生の雑木ばなし    vol.5 春の七草、秋の七草、そして夏の"セブンべリーズ"


 私にもかわいい少年時代がありまして、マンガ以外で一冊全部読んだ最初の本が「トム・ソーヤーの冒険」でした。だれでも良く知っているマーク・トゥエインの名作です。「アメリカって、いいなー」と、意識した初めかな?

 この作品に出てくる主人公の友達に、ハックルベリー・フィンという少年がいます。その後の作品では主人公にもなるんですが、“変わった名前” 程度にしか思ってなかったんですが、花の仕事をするようになって、ようやくハックルベリーってなんだろう? と思うようになったのです(遅いか・・・・?)。
 
 北アメリカ原産で、四種類ほどあるブラックハックルベリーが有名。ツツジ科で、黒い実はもちろん生で食べられ、ジャムにもするそうです。木の実は私も“トム・ソーヤーのころ”大好きで、近所の庭や山に行ってよく食べていました。

 そこで、勝手にセブンベリーズを選定し、春・秋の七草に対抗しようと思うのです。もちろん夏の七草、冬の七草もあとで発表します。
 

ストロベリー  ベリー類の代表といえば、やはりこのイチゴでしょう。もちろんワイルドストロベリーですよ。

 

ブルーベリー  いまや視力回復効果があるとかなんとかで、人気もバツグン。ヨーグルトとの相性もバッチリ!

 

ラズベリー  キイチゴのことですね。生でもおいしいですが、肉料理のソースにも使います。赤くなったお肌の美顔パックになるそうです(手は赤くなるけどなー)。

 

ブラックベリー  ラズベリーと同属ですが、私は別にするのです。名前の通り、熟すと黒くなります。明治時代には日本に入ってきていたのですが、あまり普及しませんでした。でも、このところのベリーブームで人気がでてきました。

 

グーズベリー  セイヨウスグリがこのグーズベリー。フサスグリはカラントで区別します。実は丸くスグリの中では一番大きいです。
クランベリー  ツルコケモモの実です。コケモモの実はカウベリー。酸味は強いが、味も香りも良く、ジャムや肉料理に利用されます。

マルベリー  日本ではおなじみのクワの実のことです。おいしいし、果実酒にもされますが、手も口も真っ赤になるんだよね。

 そのほかにもベリーとつくものはたくさんあって、ウルフベリークコの実のこと。ニワトコの実はエルダーベリーサスカトゥーザイフリボクの実で、ジューンベリーともいい、カナダのネイティブの人たちにはとても重要な植物でした。
 今でも非常食のペミカンの材料になっています。

 私が“トム・ソーヤー”のころ、隣の家の庭にグーズベリーの木があって、よく木の下で、まるで透明の地球儀のような実を「不思議で神秘的な実だ」と、飽きずに見ていました。なんてロマンチストな少年だったんだろう(いまも変わっていないけどね)。
 そして、スグリのすぐそばにはサンショウの木があって、アゲハの幼虫がウヨウヨいたんだ!



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