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Vol.49きんや先生の雑木ばなし [6/24]

kinya

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久しぶりの長い名前 《一番になることは良いことか?》


 

 この雑木話も次回で50回になる。
サボったりしたので間隔は様々だが、まあ続いた方かな?

 変わった名前や、長い名前などに少々こだわったりしたが、ちょっと遠ざかっていた。久方ぶりに資料がそろってきたので、長い名前でも行きましょうか!
 植物に関しては新しい長い名前が見つからないのだが、昆虫にあったのだ。

リュウキュウジュウサンホシチビオオキノコムシ』
なんと22文字! 
そして仮称ではあるが、
『エンカイザンコゲチャヒロコシイタムクゲキノコムシ』
24文字。よくもまあ、キノコムシに説明を付けにつけたものだ!

 

 いくら種類の多い昆虫とはいえ、そろそろ何とか基準を設けて(あったらすみません)17文字以内とか(何文字でもいいのだが)その中で工夫するとか、新語を作るとかがあってもいいんじゃないのかな?

 一度正式に名前をつけたら、そう簡単には改名が出来ないと思うので、一番を目指すのもいいが、ユニークさでそろそろ勝負していただきたい。
 確かに文字数で比べるのは簡単でいいし、楽しいことは楽しいのだが、実際調べる人達にとっては如何なものだろう?

 

 鉄道の駅名にも長さの競争があるようで、マスコミにもとりあげられやすい長い名前を付けているようだ。確かに一番になった時はニュースにもなるだろうが、その後どうするのだろう。駅でのアナウンスは・・・?

 今のところ一番は島根県・一畑鉄道の
『ルイス・C・ティファニー庭園美術館前駅』 のようだ。

 イギリスはウエールズ地方にはおそらく世界一長いであろう駅名、
『Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch がある。

 ウエールズ語で カタカナにすると、『ランヴァイル・ブルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブルランティシリオゴゴゴホとなるらしいが、『とほほ』な名前だなあ。
でもこの名前で有名な観光スポットになっているらしい。
『聖テシリオ教会洞窟渦巻き出来る浅瀬近く白いハシバミ近く窪みにある聖マリア教会』の、意味だそうだ。
 リュウキュウノ・・・キノコムシの名前の付け方とたいして変わらない。日本人もイギリス人も似たようなものだ。

 
 

 アジアもしつこさでは負けていないらしく、長い歴史を誇る「タイ王国」の首都「バンコク」の本当の名前はすごい!
 タイ語で書けないので読み方の一つを書いてみると
『クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット』

 何だか、ムエタイ(タイ式キックボクシング)の選手の名前を10人分並べたような感じだ。
 タイの人達もはじめの部分の「クルンテープ」で呼んでいるようです(在京タイ王国大使館のHPをご覧下さい)。
意味は書くのも疲れるのでタイのHPでも見てください。
こんなことを調べていると目も疲れるし腹も減る。

 
   世界一や日本一とともにいっぱいあるのが三大何とかである。世界でも日本でもどうやら人間と言うのはこういったものが好きらしい。

 世界の三大珍味と言えば「キャビア」「フォアグラ」「トリュフ」が有名で、これは揺るがない。
 しかし、三大スープになると「トム・ヤム・クン」「ブイヤベース」まではいいが三番目が「フカヒレスープ」と「ボルシチ」に分かれるのだ。どっちでもいいといえばいいのだが・・・。
 
 日本の三大珍味は「からすみ」「このわた」「越前のうに」。
新日本三大珍味もあって「くさや」「ふなずし」「黒作り」なのだ。
じゃ、もうひとつ、沖縄の「とうふよう」でも加えて、日本七大珍味にして欲しいな。

 日本人は麺類が大好きなようで、三大麺と言えば「そば」「うどん」「ラーメン」。
三大蕎麦は「戸隠そば」「出雲蕎麦」「花巻わんこそば」。
三大うどんは「水沢うどん」「稲庭うどん」「讃岐うどん」。
三大ラーメンが「札幌」「喜多方」「博多」らしい。
 もうひとつ、そうめんとなると、兵庫「播州揖保の糸」、奈良「三輪そうめん」、香川「小豆島、島の光」。

 ようやく植物になるのだが、誰が決めたか、三大ネギは「下仁田」「岩津」「博多万能ネギ」。
 三大漬け菜「京菜」「野沢菜」「広島菜」。
ついでに 三大美林。−これは有名か?−「青森ヒバ」「木曽ヒノキ」「秋田スギ」。
 桜の名所は「高遠」「吉野山」「弘前城」。
紅葉になると「日光」「嵐山」「耶馬渓(大分)」。美しいところはいっぱい有ります。

 一番になるのも大変だし、日本にしても世界にしてもベストスリーに選ばれるのも大変なことだ。

 

 でも、一体誰が決めるのか。ギネスのような長年調べて権威のあるところで決めたのか、単なる宣伝のために決めたのか、三大何とか五大何とか、はたまた役所の好きな100何とか、いっぱいありすぎてどうするのだ。
 全国から選ぶから落とすのが大変気の毒になってしまうのだろう。100銘水に選ばれるのとそうではなかったのでは、宣伝の効果が違ってくるだろう。美味しいとか綺麗とかは曖昧だから難しいのだろうな。
 その点、数の勝負は単純明快。記録も破られるだろうが、「オラが国さが一番!」と、堂々と言える。

 

 この年になってなかなか日本一も目指せないので、今日もまた「東京の三大もつ煮込み」を求めてさすらうのだ。

 ちなみに三大煮込みは「月島の岸田屋」、「森下の山利喜」、「北千住の大橋」だ。四大になると「門前仲町の大阪屋」が入る。もうひとつ入れて五大にすると「立石のうちだ」だと思うがどうでしょう?

 
 

参考 東海大学出版 青木淳一、奥谷喬司、松浦啓一「虫の名、貝の名、魚の名