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vol.41 亜熱帯のガジュマル、デイゴそして泡盛の沖縄 |
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明治36年に沖縄に生まれ、「精神の貴族」と呼ばれ貧乏生活のなかで詩を作りつづけた詩人「山之口獏」さんをご存知ですか? 東京にいて沖縄を愛し、家族を愛し、泡盛をこよなく愛した詩人です。
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沖縄のこと、戦争のこと、結婚のこと、子供のこと・・・。沢山の人から金を借りつづけたのですがなぜかその人たちからも愛され、泡盛を飲み、沖縄の舞踊を踊り沖縄を思いつづけたのでしょう。 昭和38年に亡くなったのですが、池袋にあった沖縄料理屋に通いつづけていた時代があり、是非一度同じ雰囲気に浸りたくて探していました。半分無理だ、もうないだろうと思っていたのですが、あったのです! 「おもろ」という池袋西口の沖縄料理屋が!感激しました。 |
| 創業は昭和29年。あまり美しいという店ではありませんが、泡盛もミミガーも豚の尻尾もありました。とてもおいしかったです。いつも獏さんが座っていたというカウンターの席は先客が居ました。次は必ずそこに座ってみせます。
昭和の大衆文化を酔いながら捜し歩いている私としては「島」「酒」「詩」「昭和」とすべてそろった憧れの店だったのです。 |
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獏さんの詩や随筆にはガジュマルやアカバナやデイゴなどたくさんの植物も出てきます。戦争で滅茶苦茶になった沖縄にはもうそんな自然は残っていないだろうと心配していた獏さんですが、もちろん獏さんが過ごした頃と同じ風景はないのでしょうが・・・。北国育ちの私が感激したコバルトの空と海、亜熱帯の植物たちは苦しい時代をちゃんと乗り越えたように見えたのです。今ブームの沖縄の音楽、元気な沖縄! 最高です! |
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参考 思潮社現代詩文庫1029山之口獏
平凡社山之口獏沖縄随筆集 |
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