きんや先生の雑木ばなし    vol.28 柊の棘はやっぱり痛い!!


 秋も深まり、クリスマスがどんどん近づいてくると活躍をはじめるのが、寒さにも強い常緑の樹木たちだ。華やかなポインセチアパンジービオラなどを引き立てるのに大忙しだ。クリスマスツリーに代表されるモミノキと並び、リースやケーキの飾りなどに使われるのがヒイラギだ。

 
 クリスマスに使われるヒイラギは"クリスマスホーリー"と呼ばれる"セイヨウヒイラギ"なのだ。モチノキ科で、落葉もあるが、主に常緑樹だ。ヒイラギと言えば葉の棘と赤い実だが、種類も多く棘のないもの、美しい斑入りのもの、黒い実を付けるものなどさまざまだ。
 モチノキ科には日本に自生する仲間も多く、ウメモドキイヌツゲクロガネモチなど、庭木として馴染み深いものが多いのだが、困ったことに、もともと日本に自生するヒイラギはモクセイ科で、モチノキ科とは関係ないのである。
 葉っぱはご承知の通りトゲトゲがあり、触るととても痛い。ヒリヒリ痛むからヒイラギの名前がついたくらいだ。この痛みは邪悪なものにも効くようで、昔からおまじないとして玄関にイワシのホネとともに吊るされてきている。
 ヒイラギのモクセイ科は、良い香りで知られるキンモクセイや、イボタノキがあり、ネズミモチもこの仲間なのだ。ネズミのフンのような黒っぽい実がたくさんなる。これがモチノキににているからネズミモチなのでややっこしくなるのです。
 

 ヒイラギは漢字でと書きます。“木編”に“冬”と書きますね。
 ついでに、“春・夏・秋・冬”が付く字を探してみたら・・・。
“春”椿「ツバキ」。“夏”「エノキ」です。秋もあるかなと調べたら、なじみは薄いが「ヒサギ」と読み、ノウゼンカズラ科のキササゲのことであった。10メートルほどになる高木で、ササゲのような長い実は漢方薬に使われてきた。

 更に、木編に“東・西・南・北”の付く字があるかなと調べたら、案外ないのだ。
 “”は、がクスノキ(樟とも書く)くらいのもので、“”が付くのは。家の「むね」で棟梁になる。“西”は。「せい」で巣。ネグラのことらしい。木編じゃないが、一応“”の付くのほうが親しみがある。
 残念ながら、“”のついた字がない・・・・。

 

せっかくですから、次の漢字を読んでみてください。
これは失礼 ケヤキ  ナギ
クヌギ  シキミ
モミ 槿 ムクゲ
カヤ モミジ
タブ ザクロ
ハゼ マユミ
サワラ    
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 そろそろ、紅葉の便りが届く頃となりました。私の故郷・岩手は、大分色づいてきたと、友人からの情報がありました。クリスマスやお正月と、常緑樹がもてはやされる季節です。改めて、樹木の魅力を見直しています。

                 kinya


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