きんや先生の雑木ばなし    vol.27 カバは東北からアメリカ経由でアフリカに飛ぶ


 秋も深まってくると赤や黄色に色づいてきた葉っぱばかりが目立ってきますが、山の中で白い木肌があざやかに引き立って美しく見えてくるのがシラカバです。
 我が岩手県出身の大歌手「千 昌夫」の名曲「北国の春」に出てくるシラカバが有名なので、どうしても春のイメージが強いのだが、一年中白くて美しく、緑の草原でもいいのだけど、紅葉した葉っぱの中の秋のシラカバも美しいのです。さすが冬の雪の中では目立ちませんが・・・。

 

 

 シラカバは白樺、シラカンバともいうカバノキ科の落葉高木で、とても美しい白い樹皮は、薄く剥がれる。シラカバよりさらに高い1500〜2000mの亜高山帯に生えるダケカンバは皮がちょっと赤っぽく、あまり美しくない。風の強いところに生えたものは幹が曲がり、いかにも苦しんで育ったんだゾウ、という感じだ。やっぱり皮は薄く剥がれ、紙のイメージからか、ソウシカンバ(草紙樺)の別名がある。

 

  アメリカのネイティブのひとたちのカヌーに、シラカバかダケカンバなのか、とにかく大木がいっぱいあったのだろう、大きく皮をはがして外側の材料に使ったバークカヌーがある。上の部分が空いたいわゆるカナディアンタイプのカヌーで、一度作って乗ってみたい憧れのカヌーなのだ。

 

 

 日本でも木の皮は昔から細工物に良く使われていて、秋田の「樺細工」は特に有名だ。お茶道具からタンス、アクセサリーまでさまざまな作品が、現在も作られている。しかしこの「樺細工」はシラカバではなく、ヤマザクラなどの皮を使っている。昔は木の皮をカバと言ったらしい。秋田でも昔はサクラカバ細工と言っていたらしいのだが、短くなってカバザイクになったようだ。使われているのはオオヤマザクラ、カスミザクラ、ヤマザクラの三種のようだ。いずれ桜にしろシラカバにしろ、あの薄く広く剥がれる皮は創作意欲をかきたてられる素材ではある。

ちなみにアイヌ語でヤマザクラの皮を「カリンバ」と呼ぶらしい。アフリカの民族楽器、スチールの細い何本かの棒を指で弾く箱型のピアノのような音のする楽器は「カリンバ」。これだから世の中は楽しい・・・。

 そしてアフリカを代表する動物の一つが「カバ」だ。川に住み夜になると岸に上がって草を食べまくるカバは、いつの時代もユニークな姿で人気者だ。しっぽでウンコを撒き散らすということだけは、動物園ではやってほしくないのだが・・・。
もちろん毛のない皮は茶色で「シラカバ」はいない・・・・?
多田先生にお便りメールを送ろう!花に関する質問やコラムの感想など何でもOK。
お名前
内 容
 
質問へのお返事はホームページ上でお答えします。

 長い長い焦熱地獄のようだった夏もようやく終わり、いよいよ秋のガーデニングの季節がやってきました。これからいろいろイベントの多い季節でもあり、私もボォ〜とはしていられなくなってきました。皆さんも、早めに“秋庭計画”を実行しませんか?

                 kinya


わがままシャベルのTOPへもどる
◆エフガーデン◆きんや先生情報/雑木ばなし-カバは東北からアメリカ経由でアフリカに飛ぶ 無題ドキュメント 無題ドキュメント 無題ドキュメント