きんや先生の雑木ばなし    vol.26  「サワフタギって 何だ?!」


 

 鮮やかなピンクの花色をたくさん房のように咲かせていた「サルスベリ」。まばらになり、花房にボリュームがなくなり、色あせてくると、もう秋の気配です。
 独特の木肌が連想させるのでしょうか。漢字では「百日紅」という美しい名前が付いています。でも、名前のように「100日までは咲いていないよなー」と思いつつ、「サルは滑るのかな」と、つい考えてしまいました。
 ミソハギ科で、オーストラリアやアジアに30種ほどあり、花期が長く、花の少ない夏に咲いてくれるので、園芸品種も多く作られています。寄せ植えにも適する"ドワーフタイプ"もおもしろいです。

 

 庭木として人気があって、「ナツツバキ」より小さい花を咲かせる「ヒメシャラ(ナツツバキはシャラ)」の木肌も赤く、つるつるしていて、皮が小片となって剥がれるため、"サルスベリ"と呼ばれています。
 逆に、枝や葉にトゲがいっぱいで、ヘビや野鳥が近づけないだろうと名前を付けられたものもあります。
 「ヘビノボラズ」は、メギ科の落葉低木。本州の中部より西の湿地に生えています。幹に鋭いトゲがあり、葉の縁もノコギリのようなのだ。ヘビも登れないということは、鳥も止まることが出来ないので、別名は「トリトマラズ」。

 ウコギ科の「ハリブキ」は、もっとトゲがいっぱいですごい! 確かにヘビも嫌だろうな。こちらも「トリトマラズ」とか「ヘビノボラズ」の別名がついている。

 私の故郷の岩手県では、他人にいつも迷惑をかけたり、手のつけられないイタズラ者を「サフタギ」、「サワフタギ」と呼んでいる(皆ではないと思う)。
 「サワフタギ」はハイノキ科の落葉木で、枝が沢を覆い隠すほど茂るので「沢蓋木」と名がついたのだろう。こういう風に、農家に迷惑をかける者を「サワフタギ」と呼ぶのである。秋になるとルリ色の美しい実が成る。イタズラ者も将来は楽しみな存在なのだ。

 早春に赤い地味な花を咲かせる「フサザクラ」も「サワフタギ」の別名がある。赤く見えるのは葯であり、雄しべが房のように垂れ下がっているのです。サクラの名は付くが、バラ科ではなく、関係のないフサザクラ科です。

 人間とは関係なく、別に生きてきたのに、成育旺盛で、たまたま迷惑をかける場所にいたというだけで悪口を言われ、名前までそのような名になってしまう。人間って勝手ですよね。
   
多田先生にお便りメールを送ろう!花に関する質問やコラムの感想など何でもOK。
お名前
内 容
質問へのお返事はホームページ上でお答えします。

 7月18日からダイエットを始めました。朝は地中海ヨーグルトと野菜サラダ。昼はラーメンといきたいところをソバに代え、コーク、缶コーヒー、ジュースの類は、日常生活から一切排除。そして、なるべく汗をかく生活を心がけているのに・・・。全然痩せない!!

                 kinya


わがままシャベルのTOPへもどる
◆エフガーデン◆きんや先生情報/雑木ばなし-サワフタギって何だ?! 無題ドキュメント 無題ドキュメント 無題ドキュメント