きんや先生の雑木ばなし    vol.22きのこ また楽し


 きのこもハーブとしてさまざま利用されてきました。
毒と薬は紙一重。使い方次第で、薬にも毒にもなります。
 食用のシイタケは強壮菜とされ、血圧やコレステロール値の降下に使われ、抽出されるレンティナンという成分は、発ガン性物質に抵抗するといわれています。
 世界の三大珍味のひとつとされるトリュフサマートラッフルという名のハーブで、料理に香りや辛味をつけるのに使われます。
 こういった食用になるものだけでなく、毒キノコも利用されてきました。有名なものは、日本にも自生するベニテングダケ。最も古い幻覚剤といわれ、シベリア地方の呪術医などは患者を恍惚へと旅立たせ、治療に使ったといわれています。ハーブ名はフライアガリック(ハエキノコ)。ハエなどの虫を殺す効果があります。
 しかし、とにかく猛毒。致命的ではないとされるが、注意しなくてはなりません。
 

 きのこ、いわゆる菌類はたくさん日本に自生しています。食用やハーブということではなく、ユニークな形、性質は親しみもあり、山の中や秋ということでなくいろいろなところに、少し探してみると結構生えているものです。
 ただ、名前を判別するのは本当にむずかしい・・・。少しユニークな名前のキノコを紹介しましょう。

ヤギタケ(ヌメリガサ科) 秋に林の中の地上に出る。食用。   ヒツジタケ(サルノコシカケ科) 広葉樹の木に発生。クリーム色で密毛に覆われている。
ネズミシメジ(キシメジ科) 秋にブナ林に出る。嫌な味で食用にはならない。   キリンタケ(テングタケ科) 毒があり、食べられない。夏〜秋に林の地上に出る。キリンを食べる人はいない?
 ヒトヨタケの中にはムジナタケイタチタケムササビタケがあるが、これらは食用となるそうだ。しかし・・・。
珍しいところで、カワウソタケラッコタケもある。タバコウロコタケ科で、サルノコシカケのような形で枯れた木に発生する。
 もっとユニークなのが、イカタケ(アカカゴタケ科) モミ殻や木のチップの上にも発生する。エイリアンのようだ。
スッポンタケ(スッポンタケ科) 梅雨から秋の竹やぶなどに出る。食べられるそうです。
 カサや袋の部分を除いて、柄のところを食用に。円筒形の柄のところはチーズ巻きなどに・・・?

 
 鳥や獣の名のついたキノコはたくさんあるので、散歩のついでにでも探すと楽しいですよ。

 

  参考文献:

山と渓谷社 『フィールドブックス きのこ』

丸善梶@『キノコの本』松川 仁

日本ヴォーグ社 『ハーブの写真図鑑』

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このところ天候不順で、ガーデナー泣かせです。皆さんは夏花壇の準備は終わりましたか?
 
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