きんや先生の雑木ばなし vol.12 うさぎ受難の日
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「ふるさと」という、国歌にしてもいいような名曲があります。 |
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私が卒業した岩手県の遠野高校は、今年で創立100年を迎えます。岩手ではかなり |
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100年の歴史ある校内行事 | ||
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合図と共に全員が大声を出し、三年の追い手は棒キレを振り回しながら 高低さ30メートル程の丘を一気に駆け上がるのです。 ウサギの数も減って1,2年のときは姿も見せなかった。もちろん収穫ゼロ。 今年こそ、今年こそは・・・と我々は声をかぎりにかけあがった。 3年目。いました一羽のバカなウサギ。ピョンピョンとジャンプしながら逃げていった先には―。 ああ、かわいそうに悪魔のようなネットが・・・。 ネットをもって待っていた男達、なにせ三年ではじめて逃げてくるうさぎを見たもので、ちょっとあせった。 ―以下、ネットを持っていたメンバーの一人、白岩の証言 ― 「ジャンプしてきたから、はねると思ってタイミングをあわせてネットをあげたら 下をくぐって逃げた・・・でも、俺じゃねー、ほんとだってば、俺じゃねーよ」 わたしは絶対、信用してないのです。「おまえだよ!」。 |
| われわれが入学する前の年までは順調に一羽ずつは捕まえていたようで、 それ以降、30年収穫ゼロが続いている。最近はうさぎの姿もみないらしい・・・。 もちろん一羽で生徒全員にウサギ汁が分配されるわけはなく、少ないときは 先生達にその場でつぶされ(殺して肉にすること)、 先生達の口にしかはいらなかったようだ(このウサギ汁がうまいんだな・・)。 そうなるとやっぱりバカバカしいということになるのかな? |
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とにかくうさぎは、大事な、特に冬場のタンパク源でありまして。
私も家で飼っていたうさぎを、何度つぶしに毛皮やさんに持っていったことやら・・・ 。 とにかく現実はどうであれ、収穫ゼロが続こうとこの伝統は200年300年と続けて欲しい。 |
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