その六.<我が家のささやかなクラインガルテン >   千葉県船橋市 大野新司さん  10/1
 
 休日は専ら、この庭で過ごします。ここにいる時は、仕事のことは一切考えません。ただひたすら、土や植物、そしてたまに吹き抜ける風と対話しています。
 
 

 3年前の冬から、家の前のこの場所に少しずつ、コツコツと植物を植え始め、今ではこんなに広がりのある素敵な庭になりました。
 以前ここは、雑草の生い茂るのり地でした。ちょっと掘り起こせば石ころがボコボコ。まずは、それを取り除く作業から開始。暇さえあれば石と雑草との格闘。そして半年後、ようやく庭らしい形が出来てきました。今、庭仕事は日課になっています。


 夏休みに、息子と2人で一週間かけて草むしりをしたんですよ。普段、父と息子なんてあまり会話がないでしょ。でも、庭仕事をしている時は不思議と、何かしゃべっていますね。何かって ? 他愛もないことですよ。


 




 

 
 母が病気で倒れ、無為の日々を過ごしている姿を見て、息子として「何か母の慰めになるものはないだろうか」と考えていた頃、たまたまドイツのクラインガルテンを見る機会がありました。そこでは、皆が溌剌と楽しそうに立ち働いているんです。一所懸命園芸作業に打ち込む姿を見て「これだっ !!」と思いました。
 
 そこで目にした光景は本当に感動的でした。と、同時に母への想いが熱くこみあげてきました。母のために私がしてあげられることが見つかったのです。
それは、土いじりの大好きだった母の代わりに「庭を造ろう」と・・・。
 
 


カクトラノオ
   お母様の好きな花を一輪一輪植えながら、「この庭が出来上がる頃には、もしかしたら母は元気になるかもしれない」―そんな祈りにも似たような想いで草花を育ててきたそうです。
↑種蒔きから始めます。この秋蒔いたペチュニアの種がかわいい芽を出しました。どこに植えようか、今思案中です。
  道路から庭に降りてくる小道です。

 息子は今、福祉の道に進もうとしています。園芸療法が目に見えない何かを人の心にもたらしてくれるのではないかと、私の手伝いをしながら彼なりに手探りしていたのではないでしょうか。
 
 地域の方々と、花を通してコミニュケーションを図っていきたいと、意欲的な大野さんです。以下は、大野さんの庭に四季折々に咲く花たちです。

花ニラ
ルドベキア
オキザリス
 


チューリップその1

チューリップその2

カサブランカ
シラン


ダイヤーズ カモミール(コウヤカミツレ)


チューリップとネモフィラ
 

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