道草ノススメ      ”さんぽ人”によるお散歩レポート。一緒にふらりと出かけましょ?

par1 新宿御苑でさくら酔い
par2 遠野の春
par3 故郷の春
par4 初夏の花園へ
par5 小海線沿線に花の大パノラマ
par6 避暑地・八ヶ岳に憩う
par7 京王線途中下車・蘆花恒春園
par8 神代植物公園
par9 等々力渓谷
par10 雪が降りました
par11 夢の島熱帯植物園
par12 鎌倉散歩 その1
par13 本州で一番早いお花見
par14 世界のらん展日本大賞2002
par15 おばあちゃんの原宿
par16 鎌倉散歩 その2
par17  くにたち―大学通りの桜並木
par18 金沢春のたび
par19 鎌倉散歩 その3
par20 久々の五月晴れ
par21 幻の吉野ヶ里
par22 海に面した花の美術館
par23 菊田博子アートフラワー展
par24 晩夏と初秋の狭間で―in kobutizawa
par25 バラクライングリッシュガーデン
par26 巣鴨駅周辺
par27 東京タワーに 'Xmasのイルミネーション
par28フラワーランドへ初春散歩
par29お年寄りが元気小伝馬町
par30 深川界隈を歩いてきました (8/8)
par31初秋の箱根路<箱根小涌園ユネツサン・ガラスの森美術館> (10/9)
par32四ツ谷界隈をあるいてみました (12/26)
●par33墓地で散歩 (3/12)

その十五.<おばあちゃんの原宿>  ふくちゃん


― 巣鴨・とげ抜き地蔵尊 ―

 

 山手線・巣鴨駅。ここは、山手線の中で一番早くエスカレーターが整備された駅です。理由は「おばあちゃんの原宿」と命名されたところからも、おのずと頷けようというもの。
 
 巣鴨駅に降り立ったときから、もう既に異様な程の活気(熱気)に包まれます。これは何事かと思いきや、今日は『4』の日。とげぬき地蔵尊の縁日なのです。普段でも人通りの多いこの通りなのに、縁日ともなればこの賑わい。人の流れに沿って歩きはじめると、つい前の人の足を踏んじゃいそうですが、危うく態勢を立て直しつつ商店街の入り口まで辿り着きます。


 
 この一団の主流は、地蔵通り商店街の中ほどにある通称「とげぬき地蔵尊(正式名称は“曹洞宗萬頂山高岩寺”というのだそうです」が主な目的地。旧中山道の街道筋に「とげぬき地蔵尊」と「江戸六地蔵尊」の2つのお地蔵様と巣鴨庚申塚に守られて信仰の街として成り立っているということで、体や心に病を持つ人たちがお参りにやってきます。

縁日じゃなくとも、毎日が縁日のよう。

 
  「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺は、慶長元年(1596年)に江戸湯島に開かれ、60年後、下谷上車坂町に移り、巣鴨には明治24年(1891年)に移転したそうです。ご本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵尊(秘仏)です。
 病気や痛いところを洗うと、効き目があると言われ、縁日には長蛇の列です。以前の洗い観音はたわしで洗っていましたが、あまりに多くの方がお願いのため洗ったため磨滅し、現在は後ろの厨子に納められています。
 現在は2代目で白い布で洗うようになりました。

地蔵尊の境内には老若男女、善男善女が
列をなして、詣でます。

世の中には、いかに悩み事の種
が尽きないか、を思わせます。
 
 

お参りの後は、心にも胃袋にもやっぱり栄養を与えなければ・・・
もしかして、こっちのほうが一番の目的だったりして・・・。いえ、そのような罰当たりなことは申しません。
 
 今日は3月4日、『4』の日、縁日なのです。そうなりゃ、普段の混雑振りの比じゃない。狭い道路に、更に所狭しと、こうした屋台や露天の店が軒を連ね、『おばあちゃん』たちの購買意欲をくすぐります。財布の紐は“全面開放”状態。

1本150円のべっこうやき。孫の土産にと、つい1本2本と手が伸びます。 七味の鮮やかな色と香りに、黙っては通り過ごせません。「私は大辛でね」「私中辛」「サンショ多めに」「ちょっとおまけしてね」・・・等等。
行きつ戻りつ、立ち止まり、偶然出会った人と道の真中で井戸端会議も始まってしまう。

郵便局の前にのスペースはいわゆるひとつのコミュニティー。ハトと無心に遊ぶひと時。

“美容と健康に じゃがバター” こういうフレースに弱いのです。女性は。
 この賑わいも、午後5時を境にピタっと止み、もうひとつの巣鴨の顔を覗かせます。そして、そのもうひとつの顔として、ちょっと路地を抜けるとこんなステキな光景に出くわすこともあるのです。


金色をまぶしたようなミモザの花
 

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