| その十二.<鎌倉散策 その1> 湘南の風さん |
| ―極楽寺界隈― |
海が好きで、―いつか海の近くに住みたい―そんな願いを叶えて、早10年。
越してきた当座は、妻とよく海岸までの散歩を楽しんだものでした。でも、いつしか海の見える風景が当たり前になり、あの頃の感動を忘れてしまってどれ位になるだろうか?
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朝早く満員電車に乗り込み、夜遅く辿り着くこの極楽寺の駅。もう当たり前となってしまったこの風景。私の胸に何の感慨も呼び起こさなくなってしまった。
そんなある日のこと、テレビドラマを見るともなく見ていたら、この駅舎が映しだされていました。レトロっぽく、妙にいい味わいを出しており、それからは、時折ちょっと立ち止まっては眺めるようになりました。ほんの少し心持を変えて眺めてみたら、私の住まいの周辺にも、普段何気なく見過ごしていた景色がまるで違ったもののように見え始め、“とことん鎌倉散策”を思いつきました。ここに住む人間だからこそわかる、もうひとつの鎌倉の良さが紹介できればいいと思います。 |
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関東の駅100選に選ばれたこともある小さな小さな駅です。時々ドラマの撮影にも使われているので、テレビで見たことがあるかもしれません。懐かしいレトロな赤いポストが印象的です。
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極楽寺駅のすぐ裏手、歩いても1分もしないところに鎌倉唯一の真言律宗の寺・極楽寺があります。
弘長元年(1261)北条義時の命により建立されたというこの寺は、開祖・忍性が療病舎を作り、貧者には無料で加療、施薬し、生き仏と仰がれたということです。しかし元弘三年(1333)新田義貞の鎌倉攻めでことごとく焼失してしまいました。 |
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極楽寺の山門
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参道の桜並木
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